がん治療-5

現代人は西洋医学によってさまざまなケガや病気を克服してきました。新興の病気などを除くと未だに対策が出来ていない数少ない病気、それが「がん」です。がんは昔からある病気ではありますが、比較的高齢に発症しやすいのと進行が遅いため、さほど優先的に研究がされてはきませんでした。現在でも発展途上国においてはがんは脅威ではなく(というよりももっと脅威になる感染症などがあるため)、ここ数十年に先進国でのみ研究がなされており、まだまだ特効薬は見つかっていません。そのためがん治療のスタンダードは現在のところ化学療法と放射線療法ですが、副作用や再発の恐れもある不完全なものです。いくつかあるがん治療のための民間療法の中に、フコイダンを利用したものがあります。このフコイダンを用いた療法は単なる民間の伝承に留まらず、医学界からも近年注目を集めるようになりました。フコイダンとは、海藻類の表面を覆っている「ネバネバ」に含まれる成分です。海流にさらされる海藻が自分の身を守るため分泌するこのネバネバの成分フコイダンには、身体全体の免疫能力を上げる効果が認められています。これによって自分自身の治癒力でがんと闘う力が増し、治療に貢献できるというわけです。また、フコイダンにはがん細胞の自死(アポトーシス)を促進させる働きもあるため直接の治療効果も確認されています。さらにがん細胞の血管新生を抑えて進行を食い止める効果もあり、うまく利用することでがん治療の大きなサポート役になれるという期待を集めています。まだ研究は途上ではあり、人体の中でどのように作用させるかなど解決すべき課題を抱えてはいますが、副作用の少ないがん治療薬としてフコイダンには無限の可能性があると言えそうです。

がん治療

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